診療時間

08:30~11:30
外来診療時間
(午前)
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11:30~13:30
内視鏡検査
(完全予約診療)
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15:30~18:30
外来診療時間
(午後)
※受付終了18:15
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肛門内科

肛門内科について

肛門内科について肛門内科は、排便の問題や肛門周辺の痒み、出来物、しこりといったお尻に関する問題を専門的に治療する診療科です。気になる所見があれば大腸カメラ検査も行います。特に多いのが痔で、日本人の3人に1人が痔で悩んでいると言われています。痔は大きく分けていぼ痔(内痔核・外痔核)、切れ痔(裂肛)、痔ろう(痔瘻)の3種類に分類されます。
イボ痔,切れ痔はまず内科治療生活習慣、の改善が行われますが内科治療無効の場合、生活に支障がある場合などに外科治療が必要な場合があります。その場合適切な病院をご紹介させていただきます。痔ろうは外科手術になることが多いです。
また肛門の病変がある方、難治性の方は大腸などにほかの疾患を抱えていることも多いため大腸カメラをお勧めすることもあります。

複数診療科対応で、
プライバシーに配慮した
診療

当院は、内科と消化器内科、小児科、外科などの診療も行っています。また、健康診断や自治体の健診など、多くの方が様々な目的で来院されます。他の患者様から、肛門科を受診していると気づかれることはありません。待合室は、診療科や来院目的に関係なく、どの患者様も同じです。肛門科を受診していることが知られると恥ずかしいと思われる方も、安心して受診していただけます。


肛門内科でよくある症状

  • 肛門周辺に痒みがある
  • 肛門周辺に痛みを感じる
  • 肛門にしこりがある
  • 肛門が腫れている
  • 排便時に違和感がある
  • 排便時に出血がある(血便)
  • 排便時に痛みを感じる
  • 組織が肛門から出てくる
  • 下着が汚れる

など


肛門内科でよくある病気

など

いぼ痔(痔核)

痔核(いぼ痔)は、痔の中で最も多く肛門周囲の組織が過度な力みによって腫れた状態です。肛門周囲は静脈が集中しており、クッションのような役割を果たしています。肛門と直腸の境界には歯状線があり、肛門側の腫れを外痔核、直腸側の腫れを内痔核と呼びます。
原因としてりきみ、いきみの繰り返し、便秘、硬い便、頻回の下痢、座りっぱなしなど肛門に負担がかかりクッション部分が腫れたり大きくなったりしておこります。

内痔核

内痔核歯状線の内側にある直腸粘膜の膨らみを、内痔核と呼びます。この状態は便秘や妊娠・出産時のいきみ、腹部の圧迫などによって引き起こされる場合が多いとされています。この部分は粘膜で覆われているため皮膚のような知覚神経がなく、通常は痛みを伴いません。出血によって気づかれる場合が多く、進行すると肛門から痔核が脱出し、痛みを伴うようになります。

外痔核

外痔核肛門と直腸の境界である歯状線から外側に膨らんだ組織を、外痔核と呼びます。この部分は皮膚で覆われており、多くの知覚神経が通っているため、強い痛みを伴うことがあります。一般に、出血はあまり見られません。便秘や下痢、長時間にわたる立ち仕事、お酒を飲み過ぎたり、辛いものを食べたりすることが原因で起こることがよくあります。

切れ痔(裂肛)

切れ痔(裂肛)切れ痔(裂肛)とは、硬い便や太い便によって肛門の皮膚が裂けたり切れたりする状態です。特に便秘の場合、排便時に強くいきむことで切れ痔や痔核が悪化を繰り返すことがあります。また、切れ痔は勢いの強い下痢によっても生じることがあります。排便時に激しい痛みが伴うのが特徴で、拭いた後のトイレットペーパーに血が付くこともあります。切れ痔が長引くと、傷が深くなり、ポリープや潰瘍が生じる可能性があります。また、患部に傷跡が残ったり、肛門狭窄によって排便が困難になったりする場合もあります。痔の再発を防ぎ、根本から治療するためには、便秘を完治させることが大切です。

痔ろう(あな痔)

痔ろう(あな痔)肛門と直腸の境目に位置する歯状線に便が入り込み、細菌感染を起こすことで発症するのが肛門周囲痔ろう(肛門膿瘍)です。肛門周囲膿瘍は炎症と化膿を発症し、痛み、腫れ、灼熱感などの症状をもたらします。下着の汚れや肛門の痒みなどの症状が見られることもあります。この肛門周囲膿瘍が進行すると痔ろう(あな痔)になることがあります。炎症によって膿が溜まり、肛門周囲組織にトンネル状の穴が形成されます。この穴は皮膚につながっており、自然に閉じることはないため手術が必要になります。放置しておくと、穴がさらに複雑になり、治療が困難になることもあります。なお、痔ろうはクローン病の症状として起こることもあります。痔ろうは手術が必要な場合が多く、手術は、適切な連携医療機関をご紹介します。