診療時間

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外来診療時間
(午前)
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内視鏡検査
(完全予約診療)
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外来診療時間
(午後)
※受付終了18:15
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小児科

小児科について

小児科について当院を受診されるお子様が安心して治療を受けられるよう、お子様1人ひとりの目線に立った丁寧な診療を心がけています。診療では、発熱、咳、鼻水、下痢、発疹などの急性症状を中心にから、長引く咳、下痢、便秘などにも対応します。病気や症状の治療だけでなく、予防接種(定期予防接種は6歳以上から)予約、ご相談もお受けしています。
地域の「かかりつけ医」として、お子様が早期に適切な治療を受けられるようご支援しますので、気になることがありましたらご相談ください。もちろん専門的な治療が必要と判断した方は適切な病院へのご紹介をいたします。


お子様によくある症状

など


お子様によくある病気

など


当院で対応する
主な症状・病気

発熱

発熱お子様の発熱は、多くの場合38℃以上を指します。6ヵ月以上のお子様の場合は、体温だけでなく、咳、咽頭痛など感冒症状、水分摂取や尿の量、嘔吐や下痢の有無なども注意深く観察し、問題があれば連絡をして受診してください。また、ぐったりして元気がない、意識がはっきりしていない、痙攣を起こしているはすぐに高度医療機関を受診してください。

腹痛

便秘や感染性胃腸炎などの消化器疾患でよく見られる症状です。また、風邪でも胃腸炎に似た症状が出る場合もありますし、食物アレルギーや腎臓、膀胱、呼吸器疾患などの症状として腹痛が現れることもあります。原因に心当たりがない場合は放置せず、早めに医療機関を受診しましょう。
また、気分が悪い状態のことを「お腹が痛い」と表現するお子様もいます。お子様が腹痛を訴えたら、発熱、お腹以外の痛み、吐き気、便の状態などを確認することが大切です。

夜間や早朝に咳が出るのは、風邪や気管支炎などの呼吸器感染症や気管支喘息などの呼吸器疾患の典型的な症状です。咳は、気道に侵入したウイルスや異物を排出するための自然な生理現象ですので無理に我慢する必要はありません。咳の音は一般的に「コンコン」「ケンケン」「ゼイゼイ」などと表現されます。受診時には、咳の音についても教えていただけると診断に役立つため、ご協力をお願いします。

嘔吐・下痢

下痢の最も一般的な原因はウイルス感染ですが、ストレスによっても起こることがあります。便の形は健康の指標となるため、「硬すぎる」「柔らかすぎる」「色がおかしい」「量が少ない」などの兆候を見逃さないように気をつけましょう。

鼻水・鼻づまり

鼻水・鼻づまり鼻水は、鼻腔に侵入した細菌やウイルスを排出するために起こる現象であり、鼻づまりは細菌やウイルスの侵入を防ぐために生じる現象です。これらの症状は、室内で加湿器を使用したりマスクを着用したり、鼻水を吸引することで軽減できます。ただし、副鼻腔炎や他の病気でも同様の症状が現れることがありますので、鼻水や鼻づまり以外の不調があれば早めに受診してください。放置すると、集中力低下や口呼吸などの問題が生じる場合があります。

発疹

発疹の主な原因は感染症、アレルギー、虫刺されなどです。発疹の大きさ、数、広がり方、出現時期、他の症状の有無などを調べることが重要です。

急性細気管支炎

主にウイルス感染によって一番細い空気の通り道の細気管支に炎症がおこり、粘膜が腫れて詰まり呼吸ができなくなる病気です。一般的な症状には、鼻水、咳、がありますが、陥没呼吸、喘鳴、過呼吸、チアノーゼなどがみられることがあり、重篤化することもあり入院治療が必要な場合もあります。
などがみられます。

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

ムンプスウイルス感染による発熱や耳下腺の腫れや痛みは、一般的に3〜6歳のお子様に多く見られるという特徴があります。なお、発熱と耳下腺の腫れは、おたふくかぜ以外の病気にも見られるため、接触歴がない場合には診断が難しくなります。他には化膿性耳下腺炎や反復性耳下腺炎も考慮されます。その他、ムンプスウイルス感染以外でも耳下腺炎を引き起こす可能性があります。おたふくかぜは軽症で済むことが多いですが、時には重症化し、合併症を引き起こすことがあり、合併症には無菌性髄膜炎、膵炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴があります。特に難聴は一度かかってしまうと元には戻せないため、注意が必要です。成人では睾丸炎や卵巣炎の合併率も増えるので注意が必要です。現在、おたふくかぜにはインフルエンザや水痘のような治療薬が開発されていないため、解熱剤で様子を見ながら自然治癒を待つしか方法がありません。ぜひおたふくかぜワクチンを接種することをお勧めします。中には、症状が現れない「不顕性感染」の場合もあります。

突発性発疹

生後6ヵ月~1歳の赤ちゃんが熱を出した場合、まず考えられるのが突発性発疹です。典型的な症状は発熱のみで、食欲低下やぐずりなども少ないです。38~40℃の高熱が3日間程続き、その後に熱が下がり始め、発疹が現れます。発疹は顔や体に出ることがあり、痙攣を伴うこともあります。原因はHHV6やHHV7という水痘のウイルスで、2つのウイルスなので2回罹ることもあります。お子様が熱で不機嫌なときは解熱剤が処方されることもあります。

マイコプラズマ感染症

マイコプラズマ感染によって引き起こされる病気です。発熱や咳が主な症状であり、場合によっては肺炎に進行することもあります。潜伏期は2~3週間と長めなことがあります。治療には抗生物質が用いられますが、マイコプラズマは細胞壁を持たないため、ペニシリンやセフェム系の抗生物質ではなく、マクロライドやテトラサイクリン系の抗生物質が選択されます。さらに、肺炎だけでなく、スティーブンス・ジョンソン症候群、心筋炎、ギランバレー症候群、溶結性貧血などの発症リスクも考えられます。

百日咳

百日咳菌に感染することで引き起こされる病気です。特徴的な発作性の長引く咳と「ヒューヒュー」という音を繰り返します。この発作の繰り返しは、「レプリーゼ」と呼ばれます。
新生児が感染すると、ミルクを飲めずに入院することもあります。治療にはマクロライド系抗生剤を服用しますが、治療した後も咳が長引きやすいため、4種,5種混合ワクチン接種による予防が重要です。近年、成人の百日咳が増加しており、特徴的な咳がないことから病気と気付かず放置して、周囲に感染を広げる場合があります。咳が長引く場合は百日咳の可能性も考慮し、医師に相談しましょう。

子どもの夏風邪

ヘルパンギーナ

主にコクサッキーウイルスA群の感染によって引き起こされる病気です。症状としては突然の発熱続いて咽頭痛、咽頭粘膜の発赤が顕著となります、口腔内の疼痛のため摂食障害、脱水となることがあるが、多くは予後良好であるがまれに無菌性髄膜炎急性心筋炎などが合併することがあります。

プール熱(咽頭結膜熱)

アデノウイルスの感染によって起こる病気で、眼からでた分泌物を手で触ってしまうことで感染が広がってしまう病気です。プールの水での接触、タオルの共用により感染することもありました。発熱、目の充血、目やに、結膜炎、扁桃炎などの症状が現れます。症状は5~7日続いた後、改善します。ただし、重症化すると髄膜炎を併発する危険性があります。

手足口病

コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどの感染によって起こる病気で、発熱を伴い、手足や口、お尻などに発疹ができます。稀に重症化すると髄膜炎を併発する危険性もあります。特異的治療法はありません。対処療法となります

ノロウイルス

吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱等を伴う感染性腸炎の原因の一つです。感染力が強く、家族内感染や食中毒などに繋がる集団感染の原因となります。

インフルエンザ

A群、B群インフルエンザウイルスの感染により高熱(多くは38℃以上)、筋肉痛、頭痛、関節痛、全身倦怠感、咳、鼻水、喉の痛みなど、風邪に似た症状を引き起こす感染症です。が風邪に比べて全身症状が強いことが多く高齢者や基礎疾患をあわせもつ人が呼吸器疾患に二次細菌感染を起こしやすくなるといわれており入院や重篤化がみられることがあります。各種抗ウイルス薬を用いて治療されることが多いです。

RSウイルス感染症

ほぼすべてのお子様が2歳までにこのウイルスに感染するとされています。発熱や鼻水などの上気道炎症状がみられ多くは軽症ですみます。しかし、稀に肺に向かい感染が波及し細気管支炎、肺炎を引き起こし、呼吸困難に至る症例もあるので注意が必要です。特に初めて感染・発症したお子様は重症化しやすい傾向があります。