診療時間

08:30~11:30
外来診療時間
(午前)
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11:30~13:30
内視鏡検査
(完全予約診療)
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15:30~18:30
外来診療時間
(午後)
※受付終了18:15
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内科・外科

内科について

当院では、突然の体調変化、痛みなどの急性疾患や糖尿病、高血圧、高脂血症など慢性疾患の治療などはもちろんのこと、「どの科を受診したらいいかわからない」「気になることがある」など、何となく受診をためらう際にも気軽に相談できる地域の「かかりつけ医」でありたいと考えています。
慢性疾患がなくても、日常の不定愁訴や体調不良の際に「かかりつけ医」を受診することにより、体質や生活習慣に応じた治療を受けることができます。また、「かかりつけ医」にはご自身のそれまでの治療内容が蓄積されているため、ほんの些細な体調の変化が病気の早期発見・早期治療につながり、重症化せずに治る可能性が高まります。
当院は多くの高度医療機関と連携しているため、専門性の高い検査や治療が必要な場合には、すぐに最適な医療機関をご紹介することが可能です。また多くの高度医療機関からの状態が安定した方の受け入れも行っています。地域の皆様が安心して暮らせるよう、当院が「かかりつけ医」の立場から皆様の健康を支えてまいります。病気や不調、健康への不安や悩み、効果的な予防法など、小さなことでもぜひお気軽にご相談ください。
健康診断、市町村検診で血液検査、検尿検査、心電図、胸部レントゲンなど要精査、
要観察など指摘があったときはご相談ください
もちろん、感冒症状などの時にも採血結果やお薬手帳などを持参いただければ、確認したうえで診察させていただきます。

このような症状がある方はご相談ください

  • 動悸、息切れ
  • 頭痛、しびれ
  • 後頭痛、咳、感冒症状
  • お腹の張り
  • 下痢、軟便
  • 胸焼け
  • 吐き気、嘔吐
  • 腹痛、腰痛
  • 便秘
  • 発熱
  • 食欲不振、倦怠感
  • 急激な体重減少
  • 立ちくらみ、めまい
  • 喉の渇き
  • むくみ、頻尿
  • 発疹、蕁麻疹
  • 不眠、日中の眠気

など

内科でよくある病気

風邪

典型的な風邪の症状としては、突然現れる喉の痛み、鼻水、咳などが挙げられます。異変を感じたら、悪化を防ぐために早めの受診をお勧めします。風邪は「感冒」または「風邪症候群」とも呼ばれ、原因の約多くははウイルス感染、細菌などによるものです。鼻や喉から細菌やウイルスが体内に侵入し、体が異物と戦うために咳、鼻水などの症状が現れます。体力や免疫力があれば自然に治りますが、重症化すると気管支炎や肺炎に進展することもあります。症状が出たら早めに受診し、適切な治療を始めることが重要です。当院では、漢方薬などの併用も可能ですのでご相談ください。なお 数日以内の発熱、高熱、周囲に感染力が高い疾患に感染した方がいる方、インフルエンザ、コロナウイルス感染の検査希望の方は連絡をいただいた上対応いたします

夏風邪について

生活習慣病

食べ過ぎや運動不足、喫煙や飲酒といった、生活習慣の乱れなどで発症する糖尿病、高血圧、脂質異常症、痛風などを生活習慣病といいます。肥満は病気が合併しやすくなり、また軽症でも2つ以上の病気が重なるとリスクが大幅に増加し、動脈硬化が進行します。しかも、これらの病気には自覚症状がほとんどないため、放置すると突然、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気に発展することがあります。肥満が原因で複数の生活習慣病を併発する場合はメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)として警戒されています。生活習慣を見直しても症状が改善されない場合には、薬物治療を行います。健康診断などで高血圧や血糖値の異常などが指摘された場合は、早めに受診することが重要です。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症をインフルエンザといいます。風邪よりも症状が重く、大流行して重症化することがあるため風邪症候群とは区別されます。典型的な症状は、突然の発熱、頭痛、腰痛、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感で、次いで鼻水、喉の痛み、咳が続きます。
潜伏期間は1〜3日です。診断の確定には迅速診断キットが使用されます。現在、いくつかの抗インフルエンザウイルス薬が利用可能です。

インフルエンザについて

花粉症

花粉症花粉症は、スギ、ブタクサ、ヒノキなどの花粉が鼻や目の粘膜を刺激し、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒みなどを引き起こすアレルギーです。アレルギーの治療には、抗ヒスタミン薬,抗ロイコトリエン、漢方薬など内服薬、点眼薬、点鼻薬、減感作療法(アレルゲン免疫療法)などがあります。減感作療法をご希望の場合は、適切な医療機関をご紹介します。

膀胱炎

膀胱炎は、尿道から膀胱に侵入した細菌が増殖し、膀胱内の粘膜に炎症をもたらす病気です。一般的には、結腸や直腸に生息する腸内細菌が尿道を通じて侵入し、膀胱内で増殖して膀胱炎を引き起こします。急性のものは女性に多く、頻尿(おしっこが近い)、血尿(おしっこに血が混じる)、残尿感(おしっこが残る感じ)、違和感、排尿時痛などが特徴的な症状です。水分をしっかりとりトイレをあまり我慢しないなど日常生活が大事ですが、症状が続けば抗生物質などの投与により改善します。症状が続くときは高次病院への紹介をさせていただきます。一部の抗アレルギー薬といった薬の影響や、放射線治療の副作用など、様々な原因でも発症することがあります。また、疲労などで免疫力が低下すると、膀胱内の細菌が増殖しやすくなり、膀胱炎が発症しやすくなります。

扁桃炎(扁桃腺炎)

扁桃炎は、喉の奥にある扁桃が細菌感染などによって炎症を引き起こす病気です。扁桃は赤く腫れ、時に白い膿が出ることもあります。主な症状は、喉の痛み(特に飲み込む時)、発熱、あごの下や頚部のリンパ節の腫れですが、耳や側頭部に痛みが広がることもあります。軽度の場合はうがい薬やトローチが有効ですが、重症の場合は抗生物質や消炎鎮痛剤、解熱剤などの服用が必要になります。予防のためには、うがいをする習慣、よく噛んで食べる習慣を徹底するなど健康的な生活習慣が重要です。痛みがある場合は、刺激物や飲酒、喫煙を控えることも大切です。


外科について

外科では、怪我をした部位の洗浄・消毒・縫合、膿がある場合の切開・排膿、火傷(やけど)の処置、などに対応します。また、褥瘡(床ずれ)や術後のケアも行います。痛みを最小限に抑え、必要に応じて局所麻酔を使用したり改善を目指して治療を行います。

当院で行っている
主な外科的治療

切創・挫創

転倒による怪我でできた傷、ナイフやガラスによる切り傷、愛犬・愛猫による噛みつき跡や引っかき傷は、放置すると化膿範囲が広がり改善に時間を要する場合があります。傷の状態によっては洗浄、縫合止血や抗生物質の投与が必要になることもあります。必要があれば局所麻酔なども行って処置をしていきます。当院の医師は外科専門医の資格を有しており、患者様の症状に応じて適切な治療を行います。

鼠径(そけい)ヘルニア

鼠経ヘルニアは、鼠径部(足の付け根から陰嚢にかけて)に膨隆が見られる病気です。左右片側または両側に現れることがあり、一般的には“脱腸”と呼ばれます。主に小腸がヘルニアとして膨出し、その内容物が脱出・還納を繰り返します。この状態は立っている時に膨隆し、仰向けの時では凹む特徴があります。腸が出っ張って戻らなくなる「嵌頓」状態になると、腸管虚血を引き起こし、緊急手術が必要となる可能性があります。治療にはヘルニア嚢(袋)の切除と、ヘルニア門(脱出口)をメッシュと呼ばれるシートで塞ぐ手術が行われます。近年では腹腔鏡を使用した傷の小さい手術を行う施設も増えています。鼠経ヘルニアでお悩みの方は、診察の上、適切な病院を紹介させてただきます

熱傷(やけど)

火傷の度合いによって治療方法が異なりますが、どこまで火傷が広がっているのか、皮膚のどの深さまで進行しているのかを入念に確認し、できるだけ火傷跡が残らないように治療を行います。皮膚移植などの高度医療が必要と判断した場合は、適切な医療機関をご紹介します。

粉瘤

粉瘤は、皮膚の下に老廃物が溜まってできる袋状の良性腫瘍で、体のどこにでも発生します。周囲の皮膚よりも硬く、時に炎症で発赤したり腫れて痛みを伴うようになり、感染性(炎症性)紛瘤に進行します。そうなると、切開して膿をだすか袋ごと腫瘤として取り除くことが必要になります。

粉瘤について


発熱外来について

発熱外来当院では、発熱を伴った(当日から数日以内)咳、鼻水、咽頭痛、倦怠感、胃腸症状などの症状がある患者様や、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ感染症、高熱の患者様と密接な接触があった方に対し、専用の発熱外来で診療を行っています。一般の患者様とは接触の少ないや部屋を用意し、空間的に隔離して診察や検査(抗原検査・PCR検査)を行っています。診療人数には制限がありますが、地域の皆様にできるだけ多くの医療を提供したいと考えています。何かとご不便をおかけするかもしれませんが、事前に電話予約をいただき、指定の日時にご来院いただければと思います。一般の患者様も、当院では厳格な感染対策を実施していますので、安心してご来院ください。


漢方について

漢方は古代中国で誕生し、その後日本に伝わり、日本で気候や風土、日本人の体質に合うように独自の発展を遂げた東洋医学です。漢方は病気だけでなく体調や体質等の個人差に応じて治療していきます
様々な症状を改善できる漢方薬が多く、西洋薬と併用したり、西洋薬では改善しにくい疾患に対して投与することにより治療効果が得られることがあります、また、多くの漢方薬は体質改善を目的としているため、2週間以上服用することで効果を実感できます。ただし、風邪や便秘、こむら返りなどには、服用後数時間から数日で効果を実感できる即効性のある漢方薬もあります。

麻黄湯(まおうとう)

麻黄湯は風邪の初期症状に効果的です。寒気、発熱、頭痛、咳、鼻づまり、関節痛がある場合や、発汗を促進し、体温を下げ、倦怠感を改善します。また、風邪や鼻水、鼻づまりの症状の改善にも効果が見込まれます。尿が出にくくなるなど前立腺肥大がある方は通常使用しません

葛根湯(かっこんとう)

風邪の初期には寒気がして体が震えるような感覚を覚え、布団を何枚も重ねても寒気が取れず、不快な状態が続きます。同時に、頭痛や肩・首の凝り、頭重感なども現れます。
葛根湯は、風邪の初期症状、肩こり、鼻風邪、頭痛、筋肉痛、手や肩の痛みに効果的です。
葛根湯を服用すると体温が上昇し、「自然免疫の活性化」によってウイルスの増殖が抑えられると考えられています。葛根湯によって体温が上昇すれば、一時的なくしゃみや鼻水などが発症しても、比較的早期に治りやすくなります。風邪以外の通常の肩こりにも使用します。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

胃腸の働きを高めて体力を回復させ、活力の回復を助けます。疲労、食欲不振、夏ばて、長引く風邪、痔、病中病後、手術後の体力低下などに用います。

五苓散(ごれいさん)

水分調節をして余分な水分を取り除きます。吐き気や嘔吐、下痢、むくみ、めまい、頭痛などに用います。利尿剤ではないので脱水や頻尿の心配がないです。

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

筋肉の過剰なけいれんを鎮めることで手足のつり、腹痛、腰痛などの痛みを改善します。

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

腸をあたためて胃腸症状を改善したり炎症を改善します。下痢、軟便、胸やけ、おなかの張り、ストレス性胃腸炎などに用います。